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【交通安全ニュース】交差点での右折 2024/04/30 (火)

多くの車や人が行き交う交差点は、交通事故が起こりやすい場所です。

特に右折では、運転者は対向車はもちろんのこと、歩行者や自転車などにも十分注意しなければなりません。一瞬の気の緩みが重大事故につながるおそれがあります。

今月は、このような重大事故となる危険が高い、信号のある交差点での右折における安全運転を考えます。

・交差点での右折に潜む危険
令和4年の統計をみると、信号のある交差点で発生した交通事故は約5.3万件あり、その内、右折事故は約2万件にのぼり、全体の約40%を占めています。

交差点での右折は、走行中の対向車とのタイミングを計ったり、横断歩道上の歩行者や自転車などの安全を確認したりする必要があり、運転行動が複雑です。
また、交通状況で想定外のことが起こったり、心理面で負荷がかかったりすることもあります。例えば以下のような危険が潜んでいます。

◆交通状況の危険
対向車の陰から二輪車などが飛び出してくる。
黄色信号で対向車が無理に交差点へ進入してくる。
自転車が目前の横断歩道を猛スピードで走行する。

◆運転者の心理面の危険
後続車がいるプレッシャーで、早く右折しなければと焦る。
対向車の車体が小さい場合など、そのスピードを実際よりも遅く感じる。
対向車の動きに気を取られてしまい、横断歩道上の歩行者や自転車への注意が疎かになる。

右折をする際は、様々な危険が常に潜んでいることを意識して運転することが大切です。